応用範囲が広い

ロードセルは、鉄、ステンレス、アルミニウム等の材料に箔型歪みゲージ又は線型歪みゲージを接着剤で張り付けた構造となっている。ロードセルの表面に張り付けた歪みゲージの細かい金属抵抗体は、伸びにより断面積が減少するとともに長さが長くなる。その結果、ロードセルに張り付けられた歪みゲージの電気抵抗抗が増加する性質を利用して重量や力を測定することができる。この電気抵抗の変化は微小なため、その検出にはブリッジ回路が使用される。通常は、ストレンアンプと呼ばれるブリッジ回路と電圧増幅器を備えた機器を組み合わせて測定する。ロードセルの入力端子に電圧を加えると出力端子から歪みゲージの抵抗値の変化に対応した電圧が出力される。このような原理によって重量や力を電気信号に変換している。

ロードセルは、極めて単純な構造であり、精密測定機器に比べると比較的価格が安く、高精度であるために応用範囲も広い。応用例としては、天秤、台はかり、体重計各種試験機荷重測定、産業用貯蔵施設(タンク)の重量測定等に使用されている。また、回転体の回転トルクや傾斜計、ベルトコンベア上の製品重量測定等と言った特殊分野にも使われている。ロードセルの形状、種類も様々なものがある。産業の発展と共に更に、種々な形状のロードセルが開発され、産業における製品の検査、生産性向上、コストダウン、データの電子化によって製品の生産管理に大きく利用される。 ロードセルには、繰返し使用による経年変化し測定精度が低下してくるという寿命がある。一般的には、定格範囲以内の使用で負荷回数100,000回位と言われているので定期的に校正が必要である。